読書メモ『教師は見た目で9割決まる』俵原正仁
読んだ本:『教師は見た目で9割決まる』俵原正仁
印象に残る言葉:
立ち姿でその人の力量がわかる。とにかくだらしない立ち方はNGです。そうでないと子供たちに対する教師の権威がなくなります。
パーソナルスペースが短い子供:
自分から近寄ってくる子供は、自分から近づきすぎないように気をつけること
パーソナルスペースが遠い子供:
生徒には馴れ馴れしく近づかないようにすること。近寄るとかえって効果になる。
先生に近づかない、離れないタイプの生徒たちを意識することができれば全体が見えるようになる。
スルーしてはいけないことをスルーする。見て見ぬふりをしていると子供達の力はみるみる落ちていきます。
アクティビティについて少し紹介がありました。
①仲間集めゲーム:
自分と同じ仲間が集まったらその場に座ってくださいね。
「好きな果物は?」(好きな色、好きな季節、誕生日月が同じの人など)
あと1分です。あと2分ですと、時間を区切った方が良い。答え合わせをするときは教師はそれぞれのグループを回り、AさんとBさんはバナナが好きなんだね、CさんとDさんがさくらんぼが好きなんだね。おいしいよね、と一言・二言コメントを入れていきます。
コツ:
1つ目は楽しいこと
2つ目は日常的にいろいろな子と関われる場を設定すると言うもの
②合わせて50:
1から49までの数字を書いたカードを用意する。自分のカードが何番かは人に言ってはいけないルール。名刺交換会で参加者は全員何かものを作って売っている人で全員が初対面と言う設定、単語の大きい人ほど大きいものを作っている会社に勤めている。番号の小さいほど小さいものを作っている会社に勤めています。何を作っているのか心の中で決めてください。番号はこの人に見せてはいけません。5分間の間にパートナーを探します。2人の持っているカードを合わせて50に近くなるパートナーを見つけてください。番号以外は何を話してもかまいません。だから何を作っているか言ってもオッケーです。パートナーが決まったら座ってください。ただしカードはまだ見ないでください。
説明が終わったら、ゲームスタート、「こんにちは私は冷蔵庫を作っているんですが、あなたは何を作っているんですか。」「こんにちは自動車を作っています。」こんな感じで話が進んでいきます。
1回目の会話でペアを決めて座る決断の早い子供もいればなかなかペアが決められなくてうろうろしている子もいます。ただ時間が経つにつれて座る人が増えていきますので選択肢はどんどん狭まります。残り4人ぐらいになるともうどうしようもありません。鉛筆の芯とありのフィギアの人が泣く泣くペアになることもあります。時間が来たら無理矢理でも終わらせることになります。そして答え合わせ1組1組ずつ、作っているものと番号を発表してもらえます。このゲームの1番盛り上がるところです。
「冷蔵庫です22番」「自動車です26番」、このようにかなり50番近いペアが出ると思えば「船です45番」「ヘルメットです25番」のように50を超えるペアも続出します。また同じ冷蔵庫を作っていてもそれぞれの番号が違っていたりすることがあります。