読書メモ ジョン・ポーランド(2010)『サイキック能力に目覚める迷走CDブック』を読んで
座禅をたまにしていて、いつも、雑念に追われて終わってしまう経験が多々あります。
どうすれば、もっと雑念をなくして、本当にストレスフルーになれるのか、
どうすればもっと集中力をUPさせられるのかを、考えていました。
そんなある日、ブックオフでたまたま見かけたので、買ってみました。
ちなみに200円で購入したので、CDがついていませんでした。メモ用に記録しようと思います。
今回の本は、こちら
↓
ジョン・ポーランド(2010)『サイキック能力に目覚める迷走CDブック』
以下、本の内容をそのままメモ的な感じで書いているので、
本人でゆっくり読んでみたい方はぜひ一度読んでみてください。
マインドフルな呼吸法
次のエクササイズでは、呼吸を集中や注意の対象にします。
・ 無理やり呼吸に集中する必要はありません。
努力せず、一つの呼吸から次の呼吸へとどのように続いていくかに注目。
・ くつろいで、できれば床の上に平らに足をつけ、膝の上に両手を置いて座る。
・ (このエクササイズでは、息を吐くときも吸うときも鼻を使います)。
このエクササイズには4つのステップがあります。
・だいたい20分かかります。最初は、各ステップに、5分ほどがよいでしょう。
ステップ1
・ 目を閉じて、リラックスしてください。呼吸を数えてください。
・ 自然なリズムに従って、できるだけ楽に息を吸い、吐くのを観察
・ 息を吸って、息を吐いて、1つ数え、息を吸って、2つを数える。
そうやって、10回まで数えてください。
・ そのあと、また10回呼吸を数えましょう。
息を吸って、吐いてください。それを5分間続けてから、次に進みましょう。
ステップ2
・ 少しやり方を変えて、息を吸い込む直前で数えてください。
・ 本当に微妙な違いですが異なる観点から呼吸に集中し注意を払うことになります。
・ 1つ数えて、息を吸い、息を吐く。そのようにして10まで数えます。
ステップ3
・ 数えるのをやめ、自然に吸ったり吐いたりしている呼吸を観察
・ 呼吸が与えるすべての感覚にもっと注意を払いながら、その経験を楽む
・ 呼吸と呼吸の間にも注意を払いましょう。
ステップ4
・ 呼吸をするとき、鼻と唇の先に軽く注意を集中しましょう。
・ 緊張したり、無理したりしないでください。
・ ただリラックスして、呼吸に集中しましょう。
・ この呼吸を用いた瞑想は、何もせず、ただ存在することで、
一日のある時間を過ごすためのすばらしい方法です。
次はもっとイラストや説明文が簡単なものを探して、読んでみたいと思いました。
ヨガ、瞑想、マインドフルネス、座禅など
一年前からヨガをやっていて、先生から瞑想という言葉をよく聞きます。そして、テレビやネットとかでもよく瞑想やマインドフルネス座禅などについてやっています。有名大手企業では、瞑想やマインドフルネスを社内にも取り入れていると聞きます。
NHKの番組で瞑想やマインドフルネスがストレスを解消し、病気も治せると話していることを見ました。それに加え、脳にも非常にいいとのことを聞いたので、瞑想をやってみようとスマホにいろんな関連アプリを入れました。
最初は、まずこの言葉の意味が分からなかったので調べてみました。以下に詳しく説明してくださった方がいらしゃったので、URLを載せてみました。
↓
とりあえず、私の場合は集中力がなくて、
何かに集中して作業や勉強できないのが悩みです。
なので、できれば集中力をUPさせて、
勉強に役立てたい、
欲を言えば、ストレスも解消できて、
より豊かな生活を送りたい
と思って試してみることにしました。
今のところ、たくさん試したりしてきました。
私が試してよかったものをいくつか載せてみます。ちなみに私はAppleユーザーですので、
Androidのほうはよくわかりません。
① 寝たまんまヨガ 簡単瞑想
二個だけ無料(課金あり)
無料で使えるのはこの上の2個だけです。↓
一年前に一度ダウンロードしましたが、
座禅アプリを使うということで一度削除しまして、この度再インストールしました。
↓こんな感じで寝たまま音声ガイドに従って、
体のいろんな部位を意識していきます。
私は二、三度やってみましたが、毎回いつ寝落ちしたのか分かりません。とりわけ最後までやったことがありません。
しかし、↓と書かれています(^.^)
今日こそ最後までやってみたいと思う今日のこの頃!
② Relax Meditation: 禅、リラックス、瞑想、マインドフルネス、ヨガ、睡眠、自然、 噴水
無料(一部課金あり)
瞑想画面です。
その他のアプリと比べて優れているのが、
無料でもたくさんの音源が聞けることです。
そして、2つ、3つと組み合わせることも可能です。
有料だとこのようにより多くのものが体験できます。
設定画面はこのようになっています。
曹洞宗 心の鏡
完全無料(広告も現在未確認)
起動画面です。
緑で癒されたりします。
座禅だけでなく、
写経などもあります。写経は指でなぞっていく感じです。
お坊さんの説明があります。
動画付きで説明してくれますので、
とても分かりやすいです。
スマホを足に乗せれば、
心の落ち着き度が分かります。
居眠りしたりするとバイブレーションだそうです。
タイマー&揺れ検出度は設定できます。
坐禅だと宗教のイメージが強いですが、
最近はお寺などに坐禅に行く人がかなり増えたそうです。
私も無宗教ですが、
私も都内のお寺に行ったことがあります。
500円かかりますが、
お坊さんの素敵な話が聞けます。
気持ちや時間に余裕ができたときには、
ぜひ一度体験しに行ってみてください。
雲堂
完全無料(広告も現在未確認)
とてもシンプルで、使いやすいと思いました。
説明動画もあるうえに、
お線香が燃えている画面でとても落ち着きます。
座禅のやり方などがわからなかった場合は、
ぜひ付いてる動画を確認してください。
これからももう少し頻繁に、そして継続的にやってみたいなと思っています。
ぜひ、お試しあれ!
メントレ
完全無料(広告も現在未確認)
DAIGOさん監修で弟さんが作られたそうですが、
このアプリとてもシンプルで使いやすいです。
最近は主にこちらを使っています。
通知で三日坊主防止機能もあるついていますので、継続しやすいとおもいました。
Appleのヘルスケアとも連携できるので、便利です
気になるのが、2点あります。
①携帯を握はなければいけない
携帯を人差し指でカメラをふさいでいないといけないのですが、
測定してくれるメリットもあれば、気になってしまってメントレがうまくできないデメリットもあります。
②タイマーがないこと
いろいろ電子機器やタイマーとかあるので、使えばいいかもしれませんが、
やはりアプリを二つ立ち上げたりわざわざタイマーを探してやらなきゃいけないという不便さがあります。
愛用しているからこそ、いろいろ不満も出てくるのでしょうか。
とにかく、②番目の点が気になれなければ使いやすいアプリなのでぜひ使ってみてください。
マインドフルネス瞑想
完全無料(広告も現在未確認)
ストレスケアというメンタルケアのクリニックが作ったアプリです。
このアプリのいいところは
すべて音声ガイドがついているところです。
初心者にはお勧めです。
(といっても、私が初心者で使ってよかったです。)
起動画面です。
私が使用できるのは4つの機能です。
①ボディスキャン瞑想
②腹式呼吸瞑想
③キャンドル瞑想
④3分間呼吸瞑想
5分間瞑想
完全無料(広告も今のところ未確認)
シンプルでかつBGMも少し入っている
さらに、ヘルスケアと連携しているので、便利です。
瞑想プランを自分で追加できます。
下の夜の瞑想は私が追加したものです。
スタートを押すとこのような画面がでてきます。
デフォルトだと、BGMが入っていないので、設定する必要があります
開始と終了時の音を設定する。
私は金の音が好きなので金の音にしました。
終わる直前に通知してくれるように設定できます。
この方の評価通りだと思いました。
ほとんどのアプリは課金しなければならないし、
プログラムになっていますが、こちらはシンプルです。
以上、私が使ってみてよかった瞑想アプリをご紹介しました。
大きく、プログラムにそってやっていくアプリで課金必須のものと、
シンプルにタイマーとBGMが入っているものの二つに分かれます。
マインドフルネスや坐禅瞑想に関して、
私はまだ初心者なので、シンプルなアプリだと
自分を見失って何をすればいいのかわからなかったりします。
私の最近の使い方としては、
「マインドフルネス瞑想 - やり方や効果を学べるアプリ」をApp Storeで
このアプリで、音声ガイドにそって瞑想をやるようにしています。
これでもうすこし慣れてきて
自分でしっかり瞑想できるようになったら
シンプルなものに変えようと思っています。
これか、
これ、
どちらかでやっていこうかなと思っています。
いろいろアプリが多い中、
どのアプリにするか悩む人も多いと思ます。
一個に限定せずに、
うまく使い分けていくのもいいかもしれません。
最近瞑想アプリを主に使っていて、
坐禅のアプリはしばらく使わなくなりました。
ご興味がある方、ぜひやってみてください。
そして、一緒に継続していきましょう!
読書メモ 西川純著『すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング』の内容メモ
アクティブ・ラーニングを提唱する世の中の流れに乗り、アクティブ・ラーニングの勉強をしようとまずは、入門書みたいなものを図書館で借りました。
アクティブ・ラーニングの知識ゼロの状態で、ただ時系列に本の内容と感想をメモのために書いただけであることをお断りしておきます。
今回借りた本はこちら↓
西川純著『すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング』学陽書房
4章構成
第1章 なぜアクティブ・ラーニングなのか?
第2章 アクティブ・ラーニングの実際
第3章 アクティブ・ラーニングはなぜ有効か
第4章 これから求められる教師の職能とは?
「アクティブ・ラーニング」は造語で、近年生まれた言葉だそうです。こんなに使われているので、てっきり有名な教育学者がつけたネーミングだと思っていました。自分の勉強不足を1ページ目から痛感しました。
アクティブ・ラーニングの文部科学省の定義というものがあるそうですが、
「P18 教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学習することによって、認知的・論理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた凡庸的な能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習などが含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。」
とかなり長い定義になっています。ここまで読むと、日本の学校教育についてはまったく門外漢ですし、経験もないので何ともいえませんが、こういうのって普段どの先生も少しはやってるんじゃないのかな?って思ってしまいました。
それより衝撃的だったのは、この本に書かれているあるデータです。
東京大学の学生の英語の平均点が120点満点中、約60点であるため、アメリカの一般大学で求められている80点を下回り、大多数の東大生もアメリカの大学に不合格になるんだそうです。
私は自分自身が英語が非常に苦手でほぼほぼできていないので、英語を物差しにするのはあまり好きではないのですが、現代社会で英語はできなくては困るものになっていますよね。ん。。。。私も英語を少しずつ勉強しなきゃとも思いました。
アクティブ・ラーニングだけでなく、いろんな場面で「そのうちある程度のものはAIに取りかえられてしまい、人間が職を失ってしまいます。」と言われています。
最近学会や研究会・セミナーとかに参加してもよくこのような言葉を耳にします。外国語を教えている教師たちはよく次のように言われます。
「あなたのお仕事、AIに奪われますよ。」
「だから、ただたんに教えるだけの授業では淘汰されてしまいますよ。」
「だから自分磨きをして、AIができない部分を補える存在になりなさい」
確かに自分の生徒さんたちを見ていると、最近はみんなスマホで分からない言葉を調べ、単語を覚えるアプリで単語を覚え、会話アプリで会話を練習し、オンラインビデオチャットで授業を受ける学生もたくさんいます。
あと一つ気になったのは、「経済界が求めている次世代の生き抜く人材像」という項目がありますが、意地悪な見方をすると、経済界のために人材育成しているように思えて、少し「ん。。。」って思ってしまいました。
P33 アクティブ・ラーニングは、何より「一人も見捨てないこと」を重視し、全員が課題を達成する」ことを目指すそうです。
本当にレベル差が半端ないクラスを一人も見捨てないで授業を終了することはできるのだろうか。それを可能するために教師が存在しているのかもしれませんが、どのように授業をデザインし、誘導し、道しるべができるかが先生の重要な役割になると思いました。
P34-35 アクティブ・ラーニングで授業がどう変わるのかについて書かれています。
成績向上
人間関係
不登校
特別支援
余裕を持てる
すぐ効果が出る
アクティブ・ラーニングの授業イメージの1例として挙げられているもの
P41 ①教師が課題を伝える【5分以内】
「全員が課題を達成するのが目標」と伝えます。
「分からないから教えて」と自分から動くことを奨励
②「さあ、どうぞ!」と促し、子供が動く【40分】
最初はまず自分が課題を解くため動かない。
徐々に他の子に教える子ども、教わるために移動する子供が出て、
動き始め、グループが生まれていく
(教師はグループを強制的につくったりしない)
やがて、グループ動詞の交流が始まり、多くの子供が課題を達成する
まだできない子をサポートするメンバーがどんどん増える。
③成果を振り返る(5分)
「全員達成」ができたかどうかを振り返る。
学習内容のまとめはしない。あくまでも「全員達成する」という目
標に対してどうだったかを振り返らせる。
九月に学校が始まったら私も一度アクティブ・ラーニングをやってみたいなと思ったのですが、最後の一言がひっかかります。本当に「学習内容のまとめはしない」でいいのかなと心配になってきます。
私としては最後に学習内容をまとめて、みんなで振りかえ、その後、簡単な練習問題をやらせたい気持ちです。
P46-47 アクティブ・ラーニングのテクニック
①課題作り:トップレベルの学生が15分で課題達成ができる分量にする
②「一人も見捨てない」と教師が語ること
一人を見捨てるとどんどん悪化し、学級崩壊につながる
③誰ができているか、誰ができていないのかを可視化する
ネームプレートが有効 名前を書いた磁石のネームプレートを用意して、
できたと書いた大きなまるで囲んでできた学生の名前を丸の中に移動させる。
P48-49 アクティブ・ラーニングで教師がすべきこと
①子ども自身の判断を尊重する
(学生たち自身で教える教わる相手を探す 教師は介在しないこと)
②教師の言葉がけが重要
(子供に教えることを辞めて、子供同士が関わりあうように仕向ける)
(遊んでいる子ではなく、先生の話を聞く2割の子に声掛けする)
遊んでいる子に教えるように仕向ける。
注意を促すのも先生ではなくクラスのリードする学生に任せるべき
③間違った方向に子供が進んでいるときの声掛け
間違った答えを書いた学生を見かけた時にはかかりきりにならず、
○○番が違っている、○○番が分かる学生はいないのか、と大きい声で話す
教師がその子から離れると、自然に教えに来る学生が現れる
アクティブラーニングでの目標・授業・評価の一致
課題は成績上位2割の子供が確実に達成できるものにしなければならない。
テストは学期の始めに作成し、それをもとに授業を展開していく
成績向上のためのワンポイント・アドバイス
「初心者がアクティブラーニングで成績を上げるためには、先人が積み上げた方法をまずそのままやることが大事である。半分は従来の一斉授業、半分は中途半端なアクティブラーニング(?)では絶対成績を上げられません。しかし、書いてある通りにやれば確実に成績を挙げられます。」と書かれています。→ふむふむ
過渡期があってもいいじゃないと思ってしまう私のような人は著者がいう中途半端な失敗確定の人なんでしょうか。
学力向上の最大のポイント
やる気がなければ教材に意味はない
当人が学ぼうとしない限り、どんな教材もどんな指導も効果がないということです。
逆に当人が学ぼうとするならば、どんな教材やどんな指導でも効果が上がります。当人が学ぼうと決意して初めて、教材や指導の良しあしが問われるのです。→とても賛成
P77 「一人も見捨てず」という高いミッションを掲げることによって、集団内のエゴを抑え、集団としての凝縮力を高めます。
成績を上げるアクティブ・ラーニングの指導
授業内容のまとめはせずに、その日の授業でどのように課題達成に向かっていたかを評価し、良いところは褒め、次の授業で乗り越えるべきことを語りましょう。
①机間巡視の際に、わかっていない学生がいたら誰かが教えるように促す、そして教えた学生を徹底的にほめる。
②テストで成績が悪かったときは、〇○日に解いた問題だよ。その日の課題は〇○だよと、その時の課題を出す。先生の記憶だとその日はみんなできていた。だけど今回のテストでは間違えた人が多い。なぜだろうか。今度はそれを乗り越えていこうと声をかける。
子供に時間を与えるほど成績が上がる。
効果を上げたければ子供に遺憾を与えることだそうです。
さらに時にはじっくり語ることも重要だそうです。
最初に授業をやる時、リード役の学生の動きが悪い時はじっくり語り掛けることが大事だそうです。
「まずは週1回のアクティブ・ラーニングから始めましょう。」と書かれています。
つまり、最初からすべての授業コマをアクティブ・ラーニングにしなければならないことはありません。
そう言われるとなんだかハードルが下がってやってみたいなと思うようになりました。秋学期はどんな授業にしようか、ずっと頭の中で考えてはいるのですが、どのような授業項目でこのアクティブラーニングを取り入れていけばいいのか悩みどころです。
それよりもっと心配なのは、
やる気がなければ教材に意味はない
当人が学ぼうとしない限り、どんな教材もどんな指導も効果がないということです。
です。なぜならば、あまりやる気のない二年生がいるからです。その学生たちにどのように語り掛けてこのアクティブ・ラーニングを実現させるか、計画を練ってみたいといます。うまく行っても、行かなくて一度ここで報告したいと思います。
岩崎由純先生のペップトークに関する講演会を聞いて
2018年8月3日に「ファシリテーションフォーラム」というセミナーに参加しました。
岩崎由純先生:ペップトーカー
日本代表のトレーナーを歴任したことがある岩崎先生のプレゼンテーマはペップトークについてでした。
本来、「ペップトーク」とは、激励のトークという意味で、スピーチなどで使われるそうです。
元気・活気・勇気を与えられる短い声掛けは、本番開始前にコーチ・監督・指導者が選手・生徒・部下に対して前向きな背中の一押しであると定義しているそうです。
岩崎先生は留学先でこのような言葉を言われたそうです。
「スポーツ選手は技や力を身につけてくるが、
指導者は言葉の力を磨くのだ。
言葉に魂を与える人だけが指導者になれる」
教師としてなんだか、ぐっとくる言葉でした。教師自身も常に言葉や教える技術を身につけなければならない、さらに学生たちに向かって話す一言一言には重い責任を感じなければならないと思いました。そして、言葉に魂を与えられる指導者にならなければならないと思った次第です。
ちなみに、ペップトークの特徴は5つあります。
①短い(できれば一言ぐらいが理想)
②分かりやすい
③肯定的な言葉を使用する
④魂を揺さぶることができる
⑤人をその気にさせる
小ネタですが、体罰は1800年代にすでに一度現れ、それが第二回世界大戦の時に戦争をするために一度消え、昭和に復活したそうです。(岩崎先生による調査)
言葉を聞いて、理解し、それをイメージする→そのような言葉を選んで相手に伝えることが大事だそうです。
PEP TALK は以下の4つのものによって支持されると言われています。
①ポジティブストローク(好印象を与える接し方)
プラスの印相を与える
接し方のことで、言葉だけでなく、態度・姿勢・目線・非言語の要因も含まれる
ストロークとは、人が他者に与える印象、感じ、反応という意味です。
(エリック・バーン著『精神分析の口語訳としての交流分析』より)
②ポジティブ語(聞く側がポジティブになれる肯定的な言葉、ポジティブな言葉掛け)
相手とイメージの共有をする言葉選びをし、可能な限り肯定的な表現をすることが大事である。
捉え方の変換→事実の捉え方を変えて別の表現に言い換える
難しい⇒やりがいがある
して欲しい変換→して欲しいことをそのまま伝える。
大事なのはイメージできること
ミスをするな⇒思い切りやれ!
映画のペップトーク事例紹介:HP:ameblo.jp/pep-talk
③表現力伝承力(それをうまく表現するためにもはっきり丁寧に 助詞を抜かない)
④ラポール信頼関係(言葉選びが正しくても信頼関係がなければパワハラになる)
上司が「綺麗だね」といったときに、信頼関係があればほめ言葉
信頼関係がなければパワハラ
ペップトークの構造と首尾一貫感覚
まず事実を受け入れ→捉え方を変換し→して欲しい変換をし→背中の一押しをする
分かる気 → できる気 → やる気 → その気
(状況把握感) (処理可能感) (有意義感) (内発的動機付け)
アーロンアントノフスキー著『健康の謎を解く』
ダニエル・ピンク著『モチベーション3.0』
所々ちゃんとした本からの参照を入れているのでとても説得力があります。
アリストテレスの説得論「優れたスピーチの3要素」から以下のものを紹介しました。
①エトス:共感、賛同、同意を得られる
仁徳、人間性、品格、気質、倫理感、信頼性
②パトス:感情に訴える、心に響く
情熱、熱意、感動、心情的共感
③ロゴス:理由や原因を説明する
言葉やロジックによる説明、解説、真実
上田昭夫著講談社『王者の復活』には以下の言葉が記されているそうです。
→「今の若者を動かすのに必要なのは命令ではなく、説明だ。」
なんと、当たり前のようで、難しいところですよね。
傾聴共感型
情報共有型
危機管理型
双方向型
括目相対型
↑このようなメモは取ってあるのですが、何を話していたのか、記憶か飛んでいます。
『サーバーンドリーダーシップ論』によると、
今までの
20世紀型: 我慢・努力・忍耐・根性 であると言われてきました。
しかし、これからの
21世紀型:ワクワク・ドキドキ・夢中
がキーワードになるんだそうです。
プライミング効果として、岩崎先生のお話の中では、人間の脳の中には「言葉」「表情」「呼吸」「姿勢」「思考」「感情」「生命」「動作」に取り囲まれているそうです。
イメージは実現化します。なので、「できる」「できるかもしれない」ことを伝えなければならない。そのような言葉をかけてあげることが大事だそうです。
つまり、「してほしくないこと」を言うのではなく、「してほしい」ことを言う。
例:「廊下を走るな」 →変換 「廊下は静かに歩きましょう」
「宿題を忘れないで」 →変換 「宿題をちゃんとやろう」
「ケンカしないで」 →変換 「仲良くしよう」
「ミスするな」 →変換 「成功しよう」
「嘘をつくな」 →変換 「正直にはなそう」
「サボるな」 →変換 「しっかりやろう」
「ぼけっとするな」 →変換 「集中しよう」
などのように言葉をかけてあげます。
目的語を先に言う日本語の特徴によって、「ミスをするな」と言われても最初に言われた「ミス」という言葉の印象が強く、「ミス」をイメージしてしまうんだそうです。
イメージの中には否定語はなく、主語や述語はあいまいになってしまいます。
相手にはポジティブな言葉で「して欲しい」ことを伝え、成功をイメージしてもらうことを目指さなければならないということになります。
人間は、コンフォートゾーン→ラーニングゾーン(有効限界)→チャレンジゾーン(挑戦・克己)→パニックゾーン(になる前が、安全限界)があるんだそうです。
そのために、チャレンジさせることが最も自己成長しやすいんだそうです。
どうしてわからないの?→どこまでわかったの?→ここここは分かったね。じゃ〇○すればいい などのように、アドバイスをするべきであると言います。
次に、質問の3つのパターンについての説明がありました。
クローズ質問(過去→確認・反省・詰問 否定→弱み・欠点・否認)を
オープン質問(未来→意見・考え・念い 肯定→強み・長所・承認)に変えていく
例:ビジョンは?そのためには?
できているところは必ず認めてあげること、
できていないところは改善点を言ってあげることがとても大事だそうです。
改善点については、3つのステップがあります。
①自分で考える ②誰かと考える ③プロに学ぶ
①素質才能を認めてあげて、
②努力したプロセスをほめてあげて、
③成功成就したことは一緒に喜んであげる。
これがとても大事だそうです。
→『煮込ます論理学』アリストラレス著
頑張って成し遂げた時に感じる幸せは細胞レベルまで影響を与えるそうです。
評価を行う際には、水平比較ではなく、垂直比較を行うべきであると言います。
つまり、他人と比べるものではなく、自分自身の中での成長や成功を比較することが大事だということになります。
これは、アメリカの教育学者ローゼンソール氏が提唱したものですが、人間は「期待」に反応します。選手の成功を信じて指導するとその期待に反応します。魂のこもったペップトークは潜在意識に直接作用する可能性があるということです。
ここまで述べてきて、岩崎先生からとても大事な一言を聞きました。
ペップトークはドリームサポーターのみができるのだそうです。
ドリームサポーターとは、誰かの夢の実現や目標の達成を応援する人です。
子供にとって親や兄弟、生徒の先生、選手の指導者、社員にとっての上司はドリームサポーターです。
小さな子供たちの心には、悪い言葉もいい言葉も、まさに砂に吸い込まれる水のようにしみこみます。その水が、子供の心の幹を育てます。(金森浦子)
→子供にはたくさんいい言葉やポジティブな言葉をかけてあげる必要があります。
逆にネガティブな言葉は聞かせないようにすることが大事だそうです。
セルフペップトーク
自分に対して語り掛ける肯定的な宣言の言葉のことだそうです。
自分以対して意識的意良い言葉を選んで言い続けることで、意識や心の在り方を変えることができます。
自分の望む方向=夢に向かって進んでいく方法として、セルフペップトークがあるそうです。
『言葉の相』という本の著者は「人生は今まで吐いた言葉でできている。そしてこれから吐いていく言葉によってできていく(原文参照)」のようなことを書いているそうです。
昔、同級生の中には、「私は世界一美人だ」と常に思っている人がいて、私にも「私が世界一美人だと毎日100回言いなさい。」と言われたことがあります。
最初は本当に変な人だな。この人どれだけ自分が好きなの?と思っていました。しかし今考えるとまさに彼女は自然にこのペップトークを身につけていたのですね。恐ろしいです。
自己イメージは、環境(周囲の反応、他との比較)、教育(成績や成果、指導者)、経験(成功と失敗、優劣と劣等)から自分はこんな人間だという思い込みから自己イメージを作ることができるそうです。
そして、思い込みの自己イメージが徐々に真実になり、それが行動、感情、態度、技能などの人格そのものに反映されてくるんだそうです。
私のノートに書いているメモを整理してみました。
いままでいろいろな研究会や勉強会、学会などに参加してきましたが、感銘を受けて感動したものであっても、そのうち忘れてしまいます。
あの時に感動した授業のやり方方法などを一度も実践せずに忘れていくのは大変もったいないことだと思いました。
これからはできればいろんな学びの場で学んできたことを少しずつ整理し、自分の授業や自分の人生に行かせられるようにしたいと思いました。
三日坊主なのですぐ諦めてしまう癖がありますが、岩崎先生のおっしゃるセルフペップトークで「できる!できる!私はできる!」「続ける!続ける!私は続ける!」を唱えながら継続目指していきます。
ブログ開設にあたって
自分の勉強や、気づきなどの記録としてブログを始めることにしました。