happy365day’s diary

勉強用のメモ、読書メモなど、仕事や勉強に関する記録を残すためのものです。

読書メモ 中嶋郁雄『「超」教師術』

「超」教師術 中嶋郁雄

 

新任3年目までに身につけたい「超」教師術!

新任3年目までに身につけたい「超」教師術!

  • 作者:中嶋 郁雄
  • 発売日: 2014/11/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


以前読んでメモを書いたものが次々と出てきますが、読んだことをすでに覚えてないという悲しい現実!

超・教師術とは?とタイトルにひかれて購入したのは覚えています。

最近いろんな先生方のtweetを見てると自分がダメ教師に感じてしまいます。

この本を読んで思ったのは、大きいビジョン・長期的目標を持っていないことが根底にあるのかなとも思いました。


最初のほうに、このように書かれています。

***********************
P22
どのようなクラスを作りたいのかどのような子供に育てたいのかをしっかりイメージしておくことが大切です。
1年後に自分のクラスをどのように変容、成長させたいかをできるかぎり具体的にイメージしそれを目指しながら日々の指導を考えなくてはなりません。
***********************

いつの間に、目の前の小さい目標にとらわれすぎて、大きい目標というものを見失ってしまっている自分がいたもしれません。
中等教育だけでなく、日本語教育においても同じで、
常に日本語を習い始めた学生たちの1年後、3年後、5年後、10年語の学生たちの未来を想像しながら授業を行う必要があるんだと改めて思いました。

 


*************************
P24
目指すは好かれるではなく信頼される。子供を伸ばす教師は信頼されます。
好かれることばかりを意識しては子供を伸ばすことができません。
子供のために厳しくしなくてはならないこともあります。
*************************

人間だれしも他人に嫌われたくない気持ちがあります。

嫌われたくないから学生を叱れない、正しい指導ができなかったりすることもあります。
そして、正しく「叱る」ことと「怒る」ことを混同してはいけないことも心にとめておきたいです。

 


*************************
P31
子供の失敗は予測できることがあります。そこで口出しせず失敗するまで待てるようになりましょう。
わかりましたかと言う指導をやめましょう。この言葉は教師が安心するためだけの言葉です。
子供が何々していいですか?と聞いてきたらどうしましょうと返します。子供の自主性を育てるためです。
*************************

学生たちの自主性を育てることの難しさを実感している今だからこそ、読んでいて染みる話でした。
「分かりましたか?」「大丈夫ですか」と聞き、大丈夫だという答えに安心したのに、
次の日の小テストの結果からぜんぜん大丈夫ではなかったことを思い知らされるという経験はありませんか?
大事な学習項目を習得できたかどうか、確認する方法は別にあるんだと自覚を持つことが大事だなと思いました。

 


それからもいくつか気になるところもメモ帳に入っていました。

***************************
P33
指導に迷ったらその場面を必ず記録しておきましょう。

後で主任や先輩教師に相談して次の指導に活かします。
一環した指導が出来るように決まり事の確認や問題点は必ずクラス全員に情報が行き渡るようにしましょう。


P35
教えるものとして他者から学ぶ姿勢を常に持ち続ける。
時間の許す限り授業を見てもらうようにしましょう。批判してもらい謙虚に学ぶ姿勢が教師の基礎力を高めます。
一生かけて学びたいと思える師匠を見つけましょう。そのためにも前向きで謙虚な姿勢を身に付ける努力が必須です。


P37
教師が充実した姿を見せることが子供の希望につながる。
子供自身が気づいて行動できるような指導を心がけます。

教師の指示で動くばかりでは自立心は身に付きません。

P47
子供同士の上下関係は教師のリーダーシップの欠如と捉え学級経営を見直して授業技術や生徒指導力向上を心がけます。

P49
偏見で子供を見るとほかの子供からも教師の資質を疑われる
毎日子供が下校した後クラス全員の行動を思い出してよかったところが言えるようにしましょう。
苦手な子、そりの合わない子とは特に注意し意識して1日必ず1度は笑って会話するようにしましょう。

P51
うまくいかない時はなぜと考え、自分の指導を振り返り、様々な方法を参考にして試すようにします。
***************************