読書メモ 『日本語を教えるための教材研究入門』
読みました。
教材研究とても大事ですよね・・・と思いつつも、経済的・時間的・生理的限界があるため、たくさんの教材をまんべんなく読んで比べたりすることもできません。
たまに同僚や同業者と教材の話になると、「この教科書はおもしろくない」「この教科書は使いづらい」・・・などと愚痴を言ったりもしていました。
この本を読んで、考え方がだいぶ変わりました。「教材分析を通して、授業の在り方を考える」まさに帯に書かれている言葉そのものでした。
教材は、とある人が、とある学習者集団がに向けて作ったものだったりすることが多く、万人に合う教科書なんて存在しないことを再認識しました。
教科書を教えるのではなく、教科書で教える、という言葉もこの本を読んだことでより深く理解できました。