読書メモ 『 人を動かす聞く力&質問力』幸夫, 松本
読みました。
「聞き方」の大事さは、いろんな本で取り上げられていますが、聞き方はつまり「話させ方」であるという言葉にはハッとさせられました。
当たり前すぎて気づけていない、いかに人に気持ちよく話してもらうかが大事だということになりますね。私はできていない気がします。
そして相手のことを話してもらうにはほんの一言でいいので自分のことを語ることが大切だそうで、これは返報性理論に基づいているといいます。他人に話してもらったので自分も話さなければと思うようになる人の心理だそうです。
もう一か所、その通り!と納得したところですが、「この人の話つまらないと感じた時は話している相手だけでなく、聞いているあなた自身にも責任の一端があると言うことを自覚してください」
なるほど、話がつまらないと思ったときには質問した側にも責任があるということ・・・こちらも当たり前のようで、意外と気づかないポイントだなと思いました。
最後に印象に残る言葉、「聞き方で大事なのでは同調でありますが、確認作業をするときはあえて相手に合わせないのがポイント」だそうです。
読んでメモした箇所:
p39
頭のいい人の気まずくならずに反論する方法
1. 相手に賛意を示す
2. 相手の話を全面否定しない
3. 相手を持ち上げた上で反論する
p59
会話が絶対盛り上がるこんな一言
あーそうなんだー
いやーひどいね
うわーそんなことって
えーそれはないでしょう
おお、さすが
P73
いちばん簡単な方法は会話の中に色を盛り込むことです
それはどんな色だったんですか
どんな香りがしましたか
どんな感触でしたか
どんな音でしたか色
味、色、音、香り、手触り…てんてん。五感に訴えかける質問をすると相手が生き生きとした表現にして答えを返してくれます。
p149
部下にやる気をださせるさせる3つの質問
1.現状を知る質問
2.問題を特定する質問
3.目標を鮮明にする質問