happy365day’s diary

勉強用のメモ、読書メモなど、仕事や勉強に関する記録を残すためのものです。

読書メモ 江越喜代竹2016『たった5分でクラスがひとつに 学級アイスブレイク』 を読んで

最近授業をよりよくする方法はないのか。

どうして自分はこんなに自分に対して自信がないのか。

どうすれば教師側も生徒側も、もっと授業が楽しくなるのか?

などなどを考えながら日々を過ごしています。

そのため、いろいろ研究会や勉強会などにも顔を出してみたりしています。

あるきっかけで、小学生の国語授業関連の研究会に出て、

いろいろ啓発されてつぎの本を借りて読んでみました。

 

今回はこの本を読みました。

books.rakuten.co.jp

 

江越喜代竹2016『たった5分でクラスがひとつに 学級アイスブレイク』 学陽書房

 

構成:

【目次】

Introduction アイスブレイクで成功する学級づくり 8つのポイント

Chapter1 「はじめまして」でもすぐに笑顔があふれるアイスブレイク

Chapter2 子どもに「自己肯定感をもつ力」を芽生えさせるアイスブレイク

Chapter3 子どもの「夢邁進力」を引き出すアイスブレイク

Chapter4 子どものワクワク「楽しむ力」にスイッチを入れるアイスブレイク

Chapter5 子どもたちの「人とつながる力」を育むアイスブレイク

Chapter6 クラスの「チーム力」をどんどん高めるアイスブレイク

Chapter7 クラスで問題が起こりそうな時に役立つアイスブレイク

 

 

内容メモ

Introduction アイスブレイクで成功する学級づくり 8つのポイント

 アイスブレイクを通して育てたい4つの力

 ①自己肯定感をもつ力

 ②夢邁進力

 ③楽しむ力 

 ④人とつながる力

 

①「自己肯定感をもつ力」というのは、

自分のいいところ、わるいところにも価値を認め、

全部をひっくるめて「自分が好きだ」といえる感覚のこと

自己肯定感が育っていると、

新しいものごとに挑戦しようとする意欲がわき、

前向きな人生を送れるようになるんだそうです。

②「夢邁進力」というのは、

 夢や目標を設定し、途中に多る出来事を楽しんでいたら

 「夢が実現した!」という「プロセス」を大事にしていく力だそうです。

 

③「楽しむ力」というのは、

 どんなことが起こっても、「楽しい」を見つける力。

 楽しむことは前進するエネルギーにつながる

 「成功したから楽しいんじゃなくて、楽しいから成功する」

という流れを生み出すことだそうです。

 

④「人とつながる力」というのは、

 どんな人ともお互いに心地いい人間関係をつくる力。

 苦手な人とも無理に仲良くするのではなく、

 お互いに苦手な部分を認め合い、適度な協力関係が作れることだそうです。

 

 

教師がファシリテーターとしてできることは、

子供たちの力が引き出されるような場を作ることです。

子供たちがどうやったら力が引き出されるかを考え、

そんな「しかけ」を作ることが教師の仕事であると書かれています。

 

 

Chapter1からは、それぞれ、どのようなワークを行うかを説明している

必要人数、準備するもの、どのように声掛けし、どのように誘導するのか、

そして、そのワークだけでなく、

どのようにして、発展させるのかについても書かれています。

 

印象に残ったもののうち、日本語教育現場で応用できそうなところをピックアップしてみました。

 

①「20を言わない」ゲーム

一人最大3つの数字が言える

人数制限なしで、行えますので大きい教室でも適応できると思います。

日本語教育では、数字の発音練習だけでなく、

論理的に考えながら進める必要があります。

 

②ほめほめじゃんけん

「ほめ言葉リスト」確認します。

3人1組でじゃんけんして負けた人が褒める

 

③順番に座っていく

円になって座る

誕生日、下の名前、苗字のかな順など

順番に時計回りに座っていく。

お互いに誕生日を聞いたり、名前を聞いたりする練習としても使えます。

 

④新聞紙を使ったタスク

平仮名、カタカナ、漢字などを勉強した後、

グループ分けして、一人1分ときめて、

今日勉強したものを順番でまる付けながら探す。

 

④ポジティブに考えるワーク

二人一組で、「校長先生、たいへんです。」

      「教室が地震で倒れそうです。」という

言われた人は「ちょうどよかった。」

      「建て替えようとしてた」とポジティブに返します。

校長先生だけでなく、〇〇で応用もできそうです。

 

⑤長所を短所に言い換えるグループ活動

「優柔不断」→ゆっくり考えるからミスがすくない)

 

⑥いう事一緒、やること一緒

 先生:左手出して 学生:左手を出す

 レベルアップしたら、
「言うこと逆!やること逆」

「言うこと逆!やること一緒」にも挑戦してもらえます。

 

⑦一分間瞑想

 目を閉じて、息を吸って、吐いて、目を開けて

 瞑想自体もいいものですし、て形の練習にもなりそうです。

 

以上、私がこの本を読んで、

日本語教室でも使えそうなものを載せてみました。

私も授業でやってみたいなと思っているので、

実践したらまたこちらでご報告します。

みなさんも、興味があればぜひやってみてください。