happy365day’s diary

勉強用のメモ、読書メモなど、仕事や勉強に関する記録を残すためのものです。

日本語学習ニュースアプリ試してみました

今回はeasy Japaneseとkanayomiという

二つのアプリをダウンロードして試してみました。

 

 

わたしはいつもどのアプリにしようか悩みながら、

とりあえずダウンロードしちゃう、

そして試しながら削除していくタイプです。

今回はこの二つの日本語学習アプリを

試して見ましたのでレビューさせていただきます。

 

 

①easy Japanese

Easy Japanese News

Easy Japanese News

  • Ghi Nguyen
  • 教育
  • 無料

 

 

起動画面です。

いま現在はハロウィンの絵になっています。

f:id:happy365tian:20180929135704p:image

 

 

簡単なニュースから、難しいニュースまで

動画、JLPTや辞書機能も付いています。

日本語学習にはかなり使えそうな予感でした。

f:id:happy365tian:20180930182124j:image

 

ここのニュースは音声だけでなく、

実際テレビでやったニュースの動画もついています。


f:id:happy365tian:20180930185538p:image

f:id:happy365tian:20180930184350p:image

 

 

この点において、

kanayomiのアプリは音声のみで、

生教材のような

実際のテレビニュース動画はついていません

 

ニュース画面から翻訳をタップすると、

↓のように、

翻訳機能もついていて、

結構な言語をモーラしています。

韓国語と中国語で翻訳をかけて、

精度を確認したら、

少し変なところもありますが、

ほぼほぼ、大丈夫な感じでした。

f:id:happy365tian:20180930183216j:image

 

 

そして、ニュースに出てる語彙リストを使って、

フラッシュカード機能がついていて、↓

復習することができます。

自分でいちいち入力して、

単語カードを作る必要もなく、

出来上がっているもので、

そのまま使えるなんて素敵です。

f:id:happy365tian:20180930183142j:image

 

 

動画の中身を確認したら、

↓の写真のように、

本数は少ないのですが、

ちゃんと歌や動画とともに字幕がついて、

本当に無料だとは思えないクオリティでした。

f:id:happy365tian:20180930182821p:image

 

 

JLPTも、レベル別になっていて、

中にちゃんと模擬問題のように一式入っています。

これからも、増やしていくそうですので、

練習用としてとても役に立ちそうです。

聴解もちゃんと入ってて音声も流れます。

テストを終えたら、

提出ボタンで提出することができます。

フィードバックをもらえるかどうかは、

いまのところ、まだ未確認です。

f:id:happy365tian:20180930182127j:image

 

 

もしかして、アップグレードしたら、

もっと、いろんな機能が使えるかもしれません。

私は課金しない程度でいじって見ました。

f:id:happy365tian:20180930183917p:image

 

 

②kanayomi

KanaYomi

KanaYomi

  • Chien Pham Ngoc
  • 教育
  • 無料

 

 

 

起動画面です。

f:id:happy365tian:20180930183557p:image

 

このように、今のところ、

4個のリソースが入っています。

一番上のは、先ほどの

easy Japaneseに入ってるものですが、

実際のニュース動画が入っていません。

f:id:happy365tian:20180930184505j:image

 

 

記事一覧や語彙一覧などこちらも色々機能が充実

言語の方は、今のところ4種しか入っていません。

今後いろんな言語が追加されることを期待!

f:id:happy365tian:20180930184650j:image

 

 

振仮名を選択できます。↓

平仮名、カタカナ、ローマ字、ルビ無し

素晴らしい!(・∀・)

f:id:happy365tian:20180930184942j:image

 

 

ニュース画面を表示形式を選択可能

f:id:happy365tian:20181001130058j:image

 

 

ナイトモードと昼間のモードに設定できます。

この二つのモードは、

意外と大事でかなり好みがあるので、

非常にGOODです。

f:id:happy365tian:20180930185212j:image

 

 

このように、先ほどのアプリに比べると、

動画はなくて、音声のみが流れます。

f:id:happy365tian:20180930185700j:image

 

 

翻訳機能使って見ました。↓

f:id:happy365tian:20180930185808j:image

 

 

以上、2つのニュースアプリ紹介しました。

以下使った感想です。

 

 

①easy Japaneseのほうは、

さまざまなジャンルが入っていて、

ニュースのみならず、動画やテスト練習もできます。

さらに、学習者ように編集されたものと、

実際のニュースの動画と、ついているので、

リアリテイがあって、とてもいいと思いました。

 

 

②kanayomiのほうは、

ネットのニュースや、経済ニュースなど、

ニュースの数が多く、

用途によっては、広がりを持つのかもしれません。

ローマ字から教えるところも、

カタカナの方を先に導入するところも、

それぞれあると思うので、

ルビを自由に選べられるところが、

便利で、いいかなと思いました。

 

教師のみなさん、

ぜひ学生たちに紹介してください。😬🤗

 

 

 

 

読書メモ 大沼宗男(2015)子供の見方・受け止め方・接し方 チョット角度を変えてみる』を読んで

小学校教師に向けての本だと思いますが、大学生にも当てはまる部分があるので、読んでみました。

気になっている点など、軽くメモ。


books.rakuten.co.jp

 

大沼宗男(2015)子供の見方・受け止め方・接し方 チョット角度を変えてみる』桐書房 

 

P43

先生の思い(感情的になっているわけではないヨ)や期待(叱られなくても自分で判断して分かってほしい)を子供たちにはっきりと伝えていくことが大事だと言っています。

 

「厳しく」と言えば号令や命令長の指図も考えられます。

でも、それで子供が動いたとして、それは言葉のウラにある”ちから”によって動かされただけで、心や力が育ったわけではないといっています。 

 

子供には自分の頭で考え、判断し、行動できる力を!

 

 

P48

マイナスイメージをリセット

注意されたことが多い子供は、周りの子たちから冷たい目で見られがちで、それが原因で、仲間外れ、差別、いじめなどにもつながります。

 

そのため、子供たちの中で叱ったときは、叱られた子がきちんと「挽回」したことをみんなに知ってもらう手立てを!

 

例:

みんな気づいた?○○さん、注意したら、そのあとは守ってくれた。えらいよね。

 

と、その子が努力したことをみんなの前で認めて授業を終わらせる。できるだけその場でゼロに戻しておくことが大事だそうです。

 

「孤軍奮闘」はしない。

学級のルールや活動を乱す、何かと授業を妨げる、

そういう子が何人かいて、叱っても諭してもダメ。。。

 

そんな時には、目の向き、気持ちの向きを、「あの子たち」から、学級の子全体の方に切り替えます。

 

 

などなど、教師の悩みは尽きないと私も思います。

私はいつも一人で悩んでいることが多いですが、

幸いなことに、周りに聞いてくれる人がいます。

解決策が見つからなくても、話を聞いてもらうだけでもかなり気分が楽になります。

 

 

「手のかかる子」

「子供からの視線(子供からの言葉)に変えて

「この子は私に『もっと手をかけて』『もっと手助けをして」と訴えている

と受け止めてみるといいそうです。

同じように、

・目が離せない

 →先生、僕をもっと見て、私に目を向けて

・気になる子

 →もう少し気にかけてほしい、時々は声をかけて

・困った子

 →僕は今、困っているよ。どうしたらいいのか分からない

・世話の焼ける子

 →一人では無理なの、世話をしてほしいい

・言っても分からない子

 →違う言い方で言って、別のやり方で教えて

 

 

発達障害」があると言われる子に限らず、誰でもその子なりの特性を持っており、現れ方も様々です。

だとすれば不便や不自由を感じている子どもが生活しやすいように生活、学習環境を整えることは、すべて子供にとってもプラスになるはず。

 

一人の子のための配慮や工夫は学級・学校のみんなのためでもあるのです。

 

発達障害に関する話が日本語教育でもちらほら聞こえてきます。

 

学習障害のある学生も実際いるように感じます。上の言葉を肝に命じて、行動していかなければと思いました。

 

最後に

「子供への最低限の作法は、いかに幼い子供であっても、不用意な言葉や態度を取らないことです。それ以上に少なくとも「粗末に扱われた」とは思われないように、できるだけの配慮を心掛けたいものです。」

とあります。

→自分の普段の授業でもこのような過ちをしていないのだろうか、と焦りました。

なんとなく言った言葉が学生を傷つけてしまわないように、かける言葉を選びながら授業していこうと思いました。

 

以上です。

 

 

読書メモ 池上 彰, 佐藤 優(2016)『僕らが毎日やっている最強の読み方』を読んで

今回はこの本

books.rakuten.co.jp

 

池上 彰, 佐藤 優(2016)『僕らが毎日やっている最強の読み方 新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』東洋経済新報社

 

 

全体的に二人の対談のような形で書かれた本です。

私は本を読みたいなと思いつつも、

積読ばかりで進まないために、

読書法などいろいろ読んでいます。

 

 

読書法は個人個人の向き不向きもあり、

どれが一番自分にとっていいかは、

自分で試してから判断するしかありません。

 

今回この本を読んで学んだことを書き留めます。

 

 

極意その①

 いい本に出合うコツは、

 「本をたくさん買うこと」

 「本は待ったら買う」が原則!

 「本の情報は安い」

 「本は費用対効果が高い」ことを意識する

 だそうです。

  

  理屈は分かっているのですが、

  経済的なこともあって、

       あんまり大人買いはできません。

  お二方のようにお仕事で使われるものは、

        たぶん本を買うことも仕事の一つかも?

  私の場合は借りることが多いですが、

       この極意を読んで、

  早く好きなだけ本が買える、

       経済力をつけたいと思った次第です。

 

極意その②

 読書は「心がけ」と

  「ネット絶ち」で作り出される。

 「いつか時間ができたら読もう」では読めない。

 だそうです。

 

 ちゃんと目標を立てて、

 今日は何ページまで、

    って決めた方がいいとの意見でした。

 私は目標無しで気が向いたら読んだりするので、

 なかなか進まず、途中で挫折して、

 別の本へ浮気してしまうことも多々ありました。

 たぶん、目標を決めて読んでいくことは、

    とても大事かもしれません。

 

極意その③

 タブレットは、

   ネットサーフィンとSNSの誘惑が強い。

 電子書籍は、

    専用端末で読むのがおすすめ

 だそうです。

 

 スマホタブレットなどで、

    本を読んでいる方も多いと思います。

 自制心が強い方は問題になりませんが、

 私もスマホでアマゾンアプリを入れて

    電車の中や、隙間時間にに読もうと思うのですが

 確かにLINEの通知がきたり、

   メールの通知が来たりして、

 すぐそっちのほうに気が向いてしまい、

 気づくと20,30分以上、

   スマホで遊んでしまっている自分がいます。

 専用端末か、紙ベースの本を

   持ち歩きながら、読む方がいいという

   ことに間違いないように思いました。

 

 

極意その④

 語学に必要なのは

 「モチベーション」「お金」「時間」

 「教養のための英語」では絶対に身につかない

 だそうです。

 

 

いろいろ極意が紹介されていましたが、

私が納得し、実践しようと思ったのは、

上記の4点でした。

 

f:id:happy365tian:20180919231347j:image
f:id:happy365tian:20180919231352j:image

その他、知識を獲得するための読書法が

何点かあります。

 

①現代文の教科書・学習参考書を使えば、

 読解力、論理的思考力をいっきに鍛えられる。

 

 

②「擬古文」の参考書を二週間で読めば、

 戦前の資料も難なく読める

 

 

③歴史の学びなおしには

「日本史A」「世界史A」を活用

「基本」と「大まかな流れ」が

  いっきにわかり、効率的

 

 

④読書で「知の型」「思考の型」を身につける。

   基礎知識を強化するには、

   小中学校の教科書が最適

 

 

④自分の専門分野以外については、

 「通俗化された良書」で時間を節約する。

 大月書店、労働大学出版センター、

 潮出版社第三文明社の入門書は侮れない。

 

 

⑤読むことで優位に立てるのが古典。

「読んでいないあなたが悪い」といえるのが強み。

  おススメの本がありましたが、

  メモせずに返してしまいましたので、

  後日確認することにします。

 

 

⑥「読み方」はほんの種類で変える。

 基本書は熟読し、

 速読の本も「はじめに」と

  「おわりに」は目を通す。

 

 

⑦「真ん中」部分を見れば、

     その本の実力がわかる。

   真ん中に誤植が多い、

     文章が乱れた本は読まない。

 

 

以上、この本を読んで、

気になったところをメモしました。

みなさんも興味があればぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読書メモ 原田隆史(2008)『カリスマ教師の心づくり塾』を読んで

今回のこの本を

books.rakuten.co.jp

 

 原田隆史(2008)『カリスマ教師の心づくり塾』日本経済新聞出版社 

 

 

本を検索していたら、原田先生が立ち上げた会社も検索されました。

harada-educate.jp

 

 

 熟読まではいかんかったのですが、

忘れちゃいそうなので、メモ程度です。

 

 

原田先生は、今の若者の気持ちを次のようにまとめています。

①自己完結(自分の器を狭めて、夢を持たない)

②アンビバレンツ(社会にもまれないため、感情がころころ変わる)

③自己決定権(何か分からないけど私の自由)

④ミーイズム(自分の利益だけを考え、他人のことは考えない)

⑤まじめの崩壊

⑥規則には従わないが、オーラとムードには従う

⑦充実感・満足感・達成感が欲しい

⑧分かってほしい

⑨居場所が欲しい

 

 

最初のところで、

「先生は教育者か?」と問いかけています。

著者いわく、先生は教育者ではなく、

経営者であり、学校経営、学級経営をすることであると言います。

 

 

さらに、経営というのは、

夢、思い、理念、志を立てて、

それを具現化するための一切の手立てのことをいうんだそうです。

 

つまり、経営をするのには、

夢、思い、理念が必要で、

それがない場所に経営はあり得ないと言います。

 

そのため、教育理念、学校経営理念、

学級経営理念、クラブ経営理念がないと

まともに教育するのは至難の業だそうです。

 

 

教師の「心づくり指導」には以下の6種類の方法があります。

①心を使う。

  「考えさせること」

  「目標を持たせること」

②心をきれいにする。

  「感謝の気持ち、謙虚な気持ちを養うこと」

  「清掃活動や奉仕活動することが有効」

③心を強くする。

  「できないことに挑戦することではない」

  「できることを継続してやること」だそうです。

④心を整理する。

  「過去の失敗の中にいる自分を切り捨てること」

  「未来に生きる力を持つということ」

  「失敗した時や落ち込んでいるときは、プラスの言葉で自分を励ます」

⑤心を広くする。

  「ありがとうの心を持つ」

  「ありがとうを言い合える」

⑥心を高くする。

  「自分はやれる、できるという

   自己肯定感に基づいた克己心を持つというおこと」

   そのためには、小さくいいので、

   成功体験を積み重ねることだそうです。

   ★→生徒たちにも、小さいな成功を

    積み重ねられるように指導してください。

    そしてその小さい成功の一つ一つを、

    肯定的ストロークでほめてやってください。

   

   と書かれています。

   当たり前なのですが、この当たり前がなかなか難しいと実感します。

 

 

 

 

長期目標設定の大事さが書かれており、

生徒たちに何度も書かせることで、精度もあがり、

驚くほど生徒のパフォーマンスもあがってくるそうです。

 

私がちくちく思いながら読んだところですが、

このように述べられています。

  「もう一遍言いますけど、

   今の自分が本来のパフォーマンスを発揮できていないとしたら、

   それはあなたの目標がはっきりしていなくて、

   行動計画に甘さがあるということです。

   いますぐ長期目標設定用紙をスタートしてください。」

 

 

私自身のいままでの人生を振りかえて、非常に反省しました。

私も長期目標を設定しなおさなければと思いました。

 

 

書いてくれない生徒がいる際には、

先生と一緒に考えながら書いていくのもあり、だそうです。

ティーチングではなく、コーティング。

ティーチングは「答えを教える」こと

コーチングは、「答えに気づかせてやる」こと

だそうです。

 

 

成果主義の導入にあたって、

心がけるべき点については次のように書かれています。

①能力開発中心に活用する。

②評価は、絶対評価相対評価を併せて行う。

③礼節を重んじ、コミュニケーションを取りながら導入する。

④客観性、好評性を確保する。

⑤先生自身の自己評価を基本に他社評価を加える。

⑥公教育においては管理職によって差が出ないようにする。

⑦一年または六か月ごとに評価して、前期の評価にはとらわれない。

⑧学校間の比較はしない。

⑨給与、昇格に反映させる。管理職の昇格にも反映させる。

 

 

いろいろ考えさせられる本でした。

経営者の目線も入り、分かりやすかったので、

読みやすくてすいすい読めちゃいます。

 

この本を読んでどれぐらい実行できて、

どれぐらい自分を成長させていけるか、

本人次第になると思いますが、

一点でも気づいた点、感銘を受けた点があれば

この本を読んで、よかったと思うようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読書メモ 江越喜代竹2016『たった5分でクラスがひとつに 学級アイスブレイク』 を読んで

最近授業をよりよくする方法はないのか。

どうして自分はこんなに自分に対して自信がないのか。

どうすれば教師側も生徒側も、もっと授業が楽しくなるのか?

などなどを考えながら日々を過ごしています。

そのため、いろいろ研究会や勉強会などにも顔を出してみたりしています。

あるきっかけで、小学生の国語授業関連の研究会に出て、

いろいろ啓発されてつぎの本を借りて読んでみました。

 

今回はこの本を読みました。

books.rakuten.co.jp

 

江越喜代竹2016『たった5分でクラスがひとつに 学級アイスブレイク』 学陽書房

 

構成:

【目次】

Introduction アイスブレイクで成功する学級づくり 8つのポイント

Chapter1 「はじめまして」でもすぐに笑顔があふれるアイスブレイク

Chapter2 子どもに「自己肯定感をもつ力」を芽生えさせるアイスブレイク

Chapter3 子どもの「夢邁進力」を引き出すアイスブレイク

Chapter4 子どものワクワク「楽しむ力」にスイッチを入れるアイスブレイク

Chapter5 子どもたちの「人とつながる力」を育むアイスブレイク

Chapter6 クラスの「チーム力」をどんどん高めるアイスブレイク

Chapter7 クラスで問題が起こりそうな時に役立つアイスブレイク

 

 

内容メモ

Introduction アイスブレイクで成功する学級づくり 8つのポイント

 アイスブレイクを通して育てたい4つの力

 ①自己肯定感をもつ力

 ②夢邁進力

 ③楽しむ力 

 ④人とつながる力

 

①「自己肯定感をもつ力」というのは、

自分のいいところ、わるいところにも価値を認め、

全部をひっくるめて「自分が好きだ」といえる感覚のこと

自己肯定感が育っていると、

新しいものごとに挑戦しようとする意欲がわき、

前向きな人生を送れるようになるんだそうです。

②「夢邁進力」というのは、

 夢や目標を設定し、途中に多る出来事を楽しんでいたら

 「夢が実現した!」という「プロセス」を大事にしていく力だそうです。

 

③「楽しむ力」というのは、

 どんなことが起こっても、「楽しい」を見つける力。

 楽しむことは前進するエネルギーにつながる

 「成功したから楽しいんじゃなくて、楽しいから成功する」

という流れを生み出すことだそうです。

 

④「人とつながる力」というのは、

 どんな人ともお互いに心地いい人間関係をつくる力。

 苦手な人とも無理に仲良くするのではなく、

 お互いに苦手な部分を認め合い、適度な協力関係が作れることだそうです。

 

 

教師がファシリテーターとしてできることは、

子供たちの力が引き出されるような場を作ることです。

子供たちがどうやったら力が引き出されるかを考え、

そんな「しかけ」を作ることが教師の仕事であると書かれています。

 

 

Chapter1からは、それぞれ、どのようなワークを行うかを説明している

必要人数、準備するもの、どのように声掛けし、どのように誘導するのか、

そして、そのワークだけでなく、

どのようにして、発展させるのかについても書かれています。

 

印象に残ったもののうち、日本語教育現場で応用できそうなところをピックアップしてみました。

 

①「20を言わない」ゲーム

一人最大3つの数字が言える

人数制限なしで、行えますので大きい教室でも適応できると思います。

日本語教育では、数字の発音練習だけでなく、

論理的に考えながら進める必要があります。

 

②ほめほめじゃんけん

「ほめ言葉リスト」確認します。

3人1組でじゃんけんして負けた人が褒める

 

③順番に座っていく

円になって座る

誕生日、下の名前、苗字のかな順など

順番に時計回りに座っていく。

お互いに誕生日を聞いたり、名前を聞いたりする練習としても使えます。

 

④新聞紙を使ったタスク

平仮名、カタカナ、漢字などを勉強した後、

グループ分けして、一人1分ときめて、

今日勉強したものを順番でまる付けながら探す。

 

④ポジティブに考えるワーク

二人一組で、「校長先生、たいへんです。」

      「教室が地震で倒れそうです。」という

言われた人は「ちょうどよかった。」

      「建て替えようとしてた」とポジティブに返します。

校長先生だけでなく、〇〇で応用もできそうです。

 

⑤長所を短所に言い換えるグループ活動

「優柔不断」→ゆっくり考えるからミスがすくない)

 

⑥いう事一緒、やること一緒

 先生:左手出して 学生:左手を出す

 レベルアップしたら、
「言うこと逆!やること逆」

「言うこと逆!やること一緒」にも挑戦してもらえます。

 

⑦一分間瞑想

 目を閉じて、息を吸って、吐いて、目を開けて

 瞑想自体もいいものですし、て形の練習にもなりそうです。

 

以上、私がこの本を読んで、

日本語教室でも使えそうなものを載せてみました。

私も授業でやってみたいなと思っているので、

実践したらまたこちらでご報告します。

みなさんも、興味があればぜひやってみてください。

 

 

 

 

 

 

読書メモ 桂聖2016『始めよう!アクティブラーニング5 情報をまとめて発表しよう』を読んで

アクティブラーニングを勉強していて、今回はこの本を読みました。

books.rakuten.co.jp

桂聖2016 『始めよう!アクティブラーニング5 情報をまとめて発表しよう』株式会社ポプラ社

『始めよう!アクティブラーニング』シリーズのもので全5冊
シリーズ構成
『始めよう!アクティブラーニング1 自分で課題を見つけよう』
『始めよう!アクティブラーニング2 図書館に行って調べよう』
『始めよう!アクティブラーニング3 現地取材で情報を集めよう』
『始めよう!アクティブラーニング4 メディアを使って調べよう』
『始めよう!アクティブラーニング5 情報をまとめて発表しよう』

A4サイズの大きいハードカバーのカラー本で読みやすかったのが第一印象でした。
5の構成
 パート1 調べたことを記事にまとめて伝えよう<新聞を作ろう>
 パート2 学校や地域の魅力を紹介しよう<パンフレットを作ろう>
 パート3 自分の主張を文章にまとめよう<意見文を書こう>
 パート4 資料を用意してみんなの前で話をしよう<スピーチをしよう>
 パート5 アイディアを分かりやすい言葉で伝えよう<提案書をつくろう>
 パート6 色々な立場の人と意見交換をしよう<パネルディスカッションをしよう>
 パート7 意見を出し合って問題を解決しよう<学級討論会をしよう>

「アクティブラーニングはどのように行っていくのか」、

について知りたくていろいろ考えているうちに、この本を読みました。

 


日本人学生にはとても有効のように思いますが、

中級ぐらいの言語がまだ不自由な留学生を対象にした時には、

どこまでサポートして、どこまでやらせるのか、

さらに、上級の学習者にはどのように応用していくのかが課題になります。

 

簡単なリソースを見つけて、ある程度の手を加えてから、

やらせることはできそうなので、今後一度試してみたいと思いました。

読書メモ 浦上大輔(2017)『たった一分で相手をやる気にさせる話術』を読んで

「ペップトーク」に関する講演を聞いて、

そこからいろいろ興味があったので、この本を借りて読んでみました。

 ↓

books.rakuten.co.jp

 

浦上大輔(2017)『たった一分で相手をやる気にさせる話術』フォレスト出版

 

すでに岩崎先生の講演を聞いてからなので、

だいたいの同じことが書かれていることがわかりました。

 

ペップトークの5つのルール
1 ポジティブな言葉を使う
2 短い言葉を使う
3 わかりやすい言葉を使う
4 相手が一番言ってほしい言葉を使う
5 相手の心に火をつける本気の関わり

 

ペップトークの4つのステップ
1 受容(事実の受け入れ)
2 承認(とらえかた変換)
3 行動(してほしい変換)
4 激励(背中ひと押し)

 

そのなかで、人のやる気に火がつくのにはメカニズムがあるという書かれています。

それは「自分に価値がある」と感じた時ですが、大きく2つあります。


・承認欲求:人に認められたいという欲求が満たされた時
・貢献欲求:人の役に立ちたいという欲求が満たされた時


そして、この二つの言葉を見ていくときに重要な観点があり、

その3つのステージは以下の3つのステージがある。
 

 1 存在ステージ
 2 行動ステージ
 3 結果ステージ

 

私も人をほめることがとても苦手で、

どのようにほめたらいいのか、分からないことが多々あります。

この本には、具体的にどのようにほめたらいいのかを書いてくれました。

 

1 存在ステージ

  ・ 「あなたはあたなのままで素晴らしい
  ・ 「君の持っている力はすごい」
  ・ 「君の夢は必ずかなう」
  ・ 「君は可能性にあふれている」
  ・ 「あなたと一緒に仕事をしたい」

   「いてくれてありがとう」

  ・ 「君の思いを聞いて感激した」


    そのままの相手を認めること、

    は相手の自信を高めることにつながります。

 

 

2.「行動ステージ」で相手が頑張っていることに気づく
  ・ 手伝ってくれて助かるよ
  ・ 席を譲ってくれて、ありがとう
  ・ 笑顔で挨拶してくれるからとても気持ちいいよ
  ・ 気味が勉強を頑張っているから、みんなやる気になっているよ。
  ・ 社長がいつも率先してやっていただくのを見て、

 

    もっとチャレンジしようと思った。
  ・ 「(目上の人に)○○の頑張りを見て、私ももっと頑張ろうと思いました」

 

   人はある行動を指摘されると、意識がそこに行き、

   その行動が増えるという特徴があります。
   増えてほしい行動を承認する方が人のやる気を引き出しやすいです。

 

 

3. 「結果ステージ」で相手の影響力に気づく
   結果とは行動によって生まれた成果です。
  君たちの勝利は多くの人たちに勇気を与えてくれた」
 ・ あなたの大活躍を見て、みんなやる気になっているよ」
 ・ 気味がそこまでできたんだから、僕もやってみようと思う」

 

 

 

 信頼関係構築にもペップトークの4ステップを使う。

1 受容(事実の受け入れ)で寄り添う人になる。

  相手がマイナスの感情の時は、  

  その感情を相手より少し誇張しぐっとトーンを下げて
    ・そっか、わかるよ
    ・えーそれはつらかったね
    ・ざんねんだったんだね
    ・私もそうなったことある
     とマイナスの感情に寄り添う

 

  相手がプラスの感情の時は、

  その感情を相手より少し誇張しぐっーとトーンを上げて
    ・いいですね
    ・わー、すごい!
    ・もっと教えて
    ・えー、それはうれしいね!
     とプラスの感情にさらに寄り添います。

 

    プラスでもマイナスでも相手以上に感情表現を、

    豊かにして聴くと相手は聞いてもらえた感が増します。

 

2 承認(とらえかた変換)で気づかせる人になる

   マイナス面に目を向けることをやめ、

   プラス面にフォーカスした言葉がけをします。
    ・本当はどうなっらいいの?
    ・何が大事なんだろう?
     と質問していくと相手の中に気づきが起こります。

 

3 行動(してほしい変換)で未来に導く人になる
   何かを指示するときに、 

     「○○しないで」という表現から、「△△しよう」へ

      と、欲しくない言葉をやめて、して欲しい言葉をかける

 

4 激励(背中ひと押し)で勇気づける人になる

  相手の心の状態によって必要なスイッチは、大まかに分ければ3つあります。
  ①できる感スイッチ
  ②ワクワク感スイッチ
  ③安心感スイッチ

  

 

 

この本を読んで、いろいろ考えさせられました。教師や親、そして指導者はどのようにして自分と関わりのある学生や選手、子供をやる気にさせて、その人の人生を影響していくのでしょうか。

 

特に気になるのは、一人一人の状況や性格を把握し、それに合う言葉をかけてあげなければならない。

 

しかし、教師として、人間として、まだそこまでできる要領も技術もありません。毎年違う生徒さんに出会う。そして一年間を一緒に過ごすのですが、私はいったいどれぐらい生徒さんを知ろうとしたのか、どれぐらい理解しようとしたのかな・・・と!

 

週二回、一年間はあっという間でまだまだしっかり把握できていないまま次の学期になり新しい生徒さんを迎えている悪循環に陥ています。

 

もっと、もっと、学生としっかり向き合い、さらに学生たちの本当の気持ちを分かるような技術を身につけて、頑張ってみたいと思いました。